炒り豆irimame
萬久の炒り豆は、貴重で希少な国産有機大豆を使用しています。香ばしく炒り上げた豆はカリッと心地よい食感、そこへシンプルな味付けを施して、素材の良さをひきたてました。
萬久の炒り豆は、貴重で希少な国産有機大豆を使用しています。香ばしく炒り上げた豆はカリッと心地よい食感、そこへシンプルな味付けを施して、素材の良さをひきたてました。
有機栽培農家の井村辰二郎氏が経営する「金沢大地」は、石川県で環境保全型農業を営むオーガニックファームです。河北潟の干拓地を中心として、大豆・麦・米などの穀物を有機栽培するほか、有機加工食品などを製造・販売されていますが、その根底にある考えは「有機農業を通じて、サステナビリティや生物文化多様性を大切にする」こと。その中で作られる「オーガニック大豆」は世界屈指のレストランのシェフからも支持される品質を誇っています。
現在では、有識者として省庁の複数の企画部会の委員も務める井村氏ですが、実は、萬久とは創業時からのお付き合い。萬久では、そんな貴重なオーガニック大豆そのものの価値をお楽しみいただけるように、炒り豆として使わせていただいているのです。
金沢大地さんのオーガニック大豆の素材の良さを引き立てるように気を付けたのが味付け。強すぎず、弱すぎず、食べ続けても飽きのこない優しい味わいを目指しました。金沢市大野の老舗「ヤマト醤油味噌」さんから頂く醤油をつかった「みたらし」など、地元素材も積極的に使用しています。
初代の「うさぎ」からはじまった豆箱の絵柄は、季節の草花や年中行事など、折々に新しいデザインが生みだされ、その種類は今や300以上にのぼります。これらはすべて、萬久創業者の高校時代の友人、中久美子先生のデザインによるもの。彼女の人柄を表すような優しく繊細な曲線と配色が多くの支持を得てきました。今では九谷の里の女性たちがチームとなって豆箱1つずつに筆を走らせて、それが萬久の店頭を彩っています。
炒り豆も涼しい季節はチョコレートに包まれて、ビター、抹茶、ホワイト、苺の4味が登場します。カリッとした食感とチョコレートの口どけの良さに加えて、それぞれにひとひねり、繊細な味わいを楽しめるのが大きな特徴です。
ビターチョコで包んだのは、柚子胡椒のスパイスをほのかにきかせた炒り豆。抹茶チョコには、金沢の野田屋さんのお抹茶を使った炒り豆。苺チョコレートに合わせた炒り豆は、能登塩を使ったしおみつ風味に。ホワイトチョコレートに合わせた炒り豆は大野醤油を使って甘じょっぱく仕上げてあるのです。貴重な豆をいただいているからこそ、その美味しさを引き立たせたい。繊細な味わいの気遣いが、このちょこ豆にも現れているのでした。